2歳と6歳の子供を連れて、2019年1月にフィリピンネグロス島の「サンボンギータ」の語学学校「DETi」に2週間の親子留学をしました。
今回は学校施設やレッスンの特徴についてご説明します。
また、2週間勉強してどれくらい英語力がついたかについてもご紹介します。
DETiの特徴
ミッションデーを中心とした体験型学習
DETiの特徴の1つはなんと言っても体験型学習にあります。
毎週水曜日の午前中に先生と一緒に学校の外に出て地元の人の生活を体験します。
年長のりぃ子は、1週目は地元のマラタパイマーケットの朝市に行って試食をしたりお買い物をしたり、売っている物の名前を覚えたりしました。
2週目は動物園に行って動物の名前を覚えたりしました。
他の生徒さん(大人)は教会に行き、そこに来た地元の方にインタビューをしていました。

ミッションデーから戻ったら、体験したことについておさらいし、金曜日の午後にプレゼンテーションをします。
楽しみながら生活に根ざした英語を自然と身につけることができますね。
その他にも、りぃ子のお気に入りだったのが週に一度のクッキングレッスン。
お食事を作ってくれるシェフと一緒にフィリピンのお菓子を作ります。
元々お料理に興味があったので、春巻きの巻き方がとても上手だと褒められ、すっかりはまってしまいました。
お料理にあまり興味がない子は試食専門笑
これはこれで楽しいですよね。
大人向けのクッキングレッスンもありました。
作るのはもちろんフィリピン料理です。
シェフとおしゃべりしながらお料理を作り、大変なところは先生が一緒にやってくれるので楽ちんです。
彼女はシンガポールでシェフをしていた経験もあるので、お料理のレパートリーも広く、知識も豊富で会話が弾みます。
私が作ったのはこちらのモヤシ(タロゲ)のお料理。
大人が作ったお料理はその日のランチやディナーの一品になり、子供が作ったお菓子はフライデーパーティで振る舞われます。
各個人に合わせたレッスンの組み立て
事前に提出した情報に基づいて、各個人向けにカスタマイズされた時間割が作られます。
もし内容が合わない場合は、現地に到着してからも相談に乗ってもらえます。
私は、英語の勉強よりもリフレッシュ目的であることを強調したためか、ディスカッションやフリートークが中心の時間割でした。
他には、フィリピン文化について学んだり、先生と一緒にマインドマップを作るレッスンを行いました。
1日2コマだけでしたが、レッスンを通して先生といろいろな話ができたことが楽しかったです。
英語そのものを学ぶというよりは、英語を通して新たな学びができたことに満足しました。
(もちろん英語を勉強したい場合はそのためのレッスンになります。)
残念だったのは、作ってもらった時間割でそのままレッスンを受けたため、他にどのようなレッスンがあるかは事前にわからなかったことです。
卒業間近に他の生徒さんの時間割を何気なく見たら、「ビサヤ語(学校のあるビサヤ地方のローカル言語)」のレッスンがあるのを見つけ、えー知っていたら受けたかったのに!と思いました。



事前にどんなレッスンがあるか確認しておけばよかったです。
午前中はマンツーマンレッスン・午後は遊び中心(キッズ)
子供のレッスンは、子供に1人先生がついてくれています。
午前中はお勉強タイム。
とはいえ、歌を歌ったり、ゲームをしたりと、子供が飽きずにレッスンを受けられるような工夫がされているようです。
私もレッスンを受けていたので見学することはできませんでしたが、りぃ子は楽しく過ごしていました。
午後は、工作やスイミングといった遊びのレッスンです。
教室だけではなく、場所を変えて敷地内の色々な場所でレッスンをしていました。
スイミングレッスンは週に3日ありました。
子供1人に先生が1人ついてくれます。
先生はちゃんと水着を着て一緒に水の中に入ってくれるので、安全面からもとても安心感がありました。
また、スイミングのような遊びの中でも、りぃ子が何か話すと正しい英語に言い直させたりしていました。
まさに遊びながら英語を覚えるスタイルですね。
レッスン以外の体験
DETiでは、この他にも日本ではできない貴重な体験をたくさんすることができました。
動物とのふれ合い
敷地内でジャーマンシェパードを3匹飼っていました。
1匹は子犬でしたが、残りの2匹は結構大きく、子供達も最初は怖かったようですが最後は大好きになりました。
朝と晩の餌やりのお手伝いをさせてくれます。
とても賢い犬です!
うちでは猫を飼っているのですが、今まで犬との接点がなかったので子供もとても喜んでいました。
犬の他にもヤギを飼っています。
敷地の外に出れば牛や鶏もよく見かけましたよ。
お皿洗い
昼食の後に子供が自分でお皿を洗うことになっています。
今まで2歳のあーすけにはお皿洗いをさせてこなかったのですが、がんばって挑戦していました。
プラスチックの割れないお皿で、インターンのお兄さんが付いていてくれます。
意外とできるもんですね。
こういう体験が子供自身の自信になるのだと感じました。
サプライズパーティ
滞在中にサプライズのバースデイパーティが2回ありました。
先生やスタッフも一緒にお祝いし、ゲームをしたりと大人数で賑やかなサプライズパーティでした。
ここでも先生達の仲の良さが発揮されて楽しいパーティになりました。
果物の木
学校の敷地内にマンゴーやココナツの木があるんです!
庭師さんがいて、ココナツを採ってジュースを飲ませてくれました。
こういうのも子供にとってはいつまでも記憶に残る経験になるのではないでしょうか。
先生はどんな感じ?
先生はとにかくフレンドリーでした。
フリートークですと家族のことやキャリアのことなど、お互いについて話す機会がありますので、打ち解けることができました。
教師だけでなくスタッフとして夫婦や姉妹でDETiで働いている方が多く、大家族的な雰囲気の中で過ごすことができました。
そして先生はみんな子供が大好き。
セブの学校でもそれは感じましたが、DETiの先生はそれに輪をかけて温かかったです。
下のあーすけにも顔を見るたびに手を振って話しかけてくれました。



田舎と都会の差でしょうか?
日本でもそういうことはありますよね。
また、先生同士も仲が良く、学校全体の雰囲気が良かったです。
多少のんびりしているな、と感じることはありましたが、だからといってレッスンの質が低いということはありません。
一概に比較はできませんが、セブの先生とも遜色ありませんでした。
学校施設
大人の教室


外観


教室の中
大人のレッスンは基本的にこちらで行われます。
小さなテーブルと椅子があり、ついたてで軽く区切られています。
教室から外を見るとこんな感じ。
のどかですよね。
毎週金曜日の卒業式&パーティもここで行われます。
キッズルーム(お勉強用)
キッズルームは1つなんですが、中が仕切られています。
1つはレッスンを受ける子用、奥の布の先がレッスンを受けない子が1つはベビーシッターさんと過ごす場所です。
窓がなく外から風が入ってきます。
開放的ですよね。
エアコンはありませんが快適に過ごせます。
キッズルーム(お勉強をしない子用)
布のカーテンの先がレッスンを受けずにベビーシッターサービスを受ける子が過ごす場所です。
ここで過ごさなければいけないということではなく、敷地内をお散歩したり自由に移動していました。
お昼寝をさせたいと言うと部屋に連れて行って寝かしつけをしてくれました。
ただし、レッスン中はお勉強する子のキッズルームには入れません。
お兄ちゃんやお姉ちゃんがいると中に入りたくなりますが、お勉強中の子たちとあえて分けているそうです。
しかし、これがあーすけのストレスになってしまいました。
赤ちゃんのうちはいいですが、隔離されてる感じで、自我が出てきた子には辛いかもしれません。
裏庭
メインコテージの裏側にプールがあり、その先がビーチにつながっています。
プールはいつでも入ってOKです。
眺めが良く気持ちのいい空間です。
実は、この木陰にある椅子とテーブルが穴場でした。
日陰になって過ごしやすいので、レッスンの後に読書をするのにいいですよ。
私とりぃ子は、レッスン後でここであーすけに内緒でポテトを食べました笑
ただし、アリには注意です!
英語力はどの程度伸びる?
「好きこそ物の上手なれ」という言葉がありますが、りぃ子は遊んで過ごしているようでたくさんの言葉を覚え、文章で言葉を言えるようになりました。
ただ2週間ですので、英語力が劇的に向上したというよりは、英語への抵抗がなくなり、自信が付いたように感じました。
1週間の終わりにフライデーパーティがありますが、子供もここで1人ずつ成果を発表します。
英語の歌を歌ったり、先生のリードで単語を読み上げたりします。
まったく英語がわからなかった子でも、1週間での進歩が見られましたよ。
これは、1人1人のレベルやモチベーションに合わせて、先生が熱心に指導した賜物だと感じました。
ぎっちり詰め込んで短期間で英語力をアップさせたい!という方には向いていないかもしれませんが、子供と一緒に日本ではできない貴重な経験をし、のびのび遊びながら過ごし、気がついたら英語も多少上達できるようになっている!
そんな親子留学を求めている方には絶対的におすすめします♪