フィリピンへの母子留学。
勢いで申し込んだものの、出発前に現実的な問題が次々と発生して、留学に対する不安がどんどん膨らんでしまいました。
改めて留学について考え直そうと予約をいったんキャンセルしました。
今回は留学に求めることを再度自分自身に問いかけ、当初の目的を変更し、新しい学校を選ぶことになるまでの心の動きを書いていきます。
この記事の目次
はじめに: フィリピン親子留学はとっても素晴らしい経験になります!
このブログを書いている目的の1つは、お母さん達に赤ちゃん連れで楽しめる「フィリピン親子留学」の存在を知ってもらうこと!
仕事を始めちゃうと子供の急な発熱なんかで有給がどんどん消化されて行っちゃうから、まとまったお休みを取るのも難しくなってしまいますよね。
でも、仕事復帰前で時間に余裕がある育休期間中に、ぜひ気軽に行ける親子留学の存在を知ってもらいたいと思ったんです。
私ね、初めてフィリピン親子留学を知ったとき、下の子が保育園に0歳で入園したばかりだったんです。
でも、まだ先かなあと何となく思っていました。
0歳連れて母子だけで留学なんて絶対無理だと最初から思い込んでいたんです。
でも、0歳から親子留学を受け入れてくれる学校がある!
ベビーシッターさんが赤ちゃんを見ててくれる!
そんな学校があると知って驚きました。
それってすごいことだと思いませんか。
でも、それでもちょっと勇気がいりますよね。
わかります 😀
私もそうでしたから!
アラフォーでワンオペで、仕事と育児でいつもくたびれてて体力に自信なし、そんな私が子供2人連れて、初めての母子だけの海外留学にチャレンジしました。
不安はかなりありました。
でもキャンセルしてまで今の状況にいちばんだと思える留学先を選びました。
私の体験談を読んで、自分にもできるんじゃないか、そう思ってもらえると嬉しいです。
最初の親子留学計画での反省点
せっかく決めた親子留学が難航してしまった理由、
それは、ひとことで言えば、今の苦しい状況に対する解決策を、留学に求めてしまったことでした。
そのために盲目的に突き進んでしまったため、事前に調査したり確認したりすべきところがおろそかになってしまったのかもしれません。
そして、「せっかくだから」あれもしたい、これもしたい(あれもしてもらいたい、これもしてもらいたい)と欲張り、計画を詰め込みすぎたことも、私を追い詰めることになりました。
その結果、計画が現実的になるにつれて、思い描いていたこととのギャップから、ブレーキがかかっているような感覚になり、楽しい計画をしているはずなのに苦しくなってしまったのです。
再出発:改めて学校を決めるまで
まず、いったんすべての予約をキャンセルしました。
一度まっさらに戻したのです。
「もう申し込んじゃったから」という制限がなくなったので、肩の荷が下りた状態で今後のことをじっくり考えました。
「せっかく行くんだから」を手放した
せっかく行くんだから、子供には日本ではできない貴重な体験をして欲しいという思いがありました。
- せっかく行くんだから、現地校に通ってローカルのお友達とふれあって欲しい
- せっかくだから、海のキレイな離島に行って、アイランドホッピングして、カメと一緒に泳いだら絶対喜ぶだろうなあ
この「せっかくだから」あれもしたい、これもしたい(あれもしてもらいたい、これもしてもらいたい)
これが結果的に自分を追い込むことになったと気がついた私。
ここでいったん冷静になって考えました。

そう考え直したときに、
本当に大事なのはどこに行くかでも、何をするかでもない
そして、
大切なのは、みんなが笑って楽しく過ごすこと。
スペシャルを求めなくてもいいんだ!!!
という答えにたどり着きました。

あれもこれもしなくても、海外に滞在してのんびりする、それだけでも十分。
つきつめれば、それは留学しなくても実現できるのです。
そこで初めて、「留学をしない」という選択肢も出てきました。
本当はどうしたいのかと自問
何が何でも絶対今年親子留学する!と決めていたのが、別にしなくても楽しく過ごせればいいんだと気づきました。
その上で、それでもやっぱり純粋に「親子3人で楽しく過ごす手段」として留学することを選びました。
「何が何でも留学するぞ!」を一度手放したことで、変な執着から解放されて客観的な判断ができました。
では、留学するとして私はどうしたいのか?
お休みを取って
南の島にまで行って、
そこでも
東京にいるときと同じように、「早くしなさい」「やめなさい」と叱ってばかりの生活を送りたい?
子供のためにと眉間に皺を寄せてカリカリしているお母さんを続けたい?
答えはNo、そうじゃない
私自身も
- 一人の時間を楽しみたい
- のんびり過ごしたい
- 海外生活を楽しみたい
- おいしいものを食べたり買い物したり楽しみたい
- 勉強してスキルアップしたい
だから、
- 子供のお世話
- 子供の体調不良
- 移動が大変
- 治安への不安
こういったことからのストレスはできるだけ避けたい、そう思っていることを自覚しました。
その上で、子供にも異文化を体験したり、自然のなかで思いっきり遊んだり、英語に触れる機会を作りたい。
家のことや仕事の納期を気にしたりすることなく、一緒に楽しみたい。
これが結論です。
目的実現のための学校探し
最初に申し込んでいた学校は、とても良かったのです。
だけど、初めての親子留学としては私の不安要素が大きかったんですね。
乗り換えも不安だったし、学校生活も私がどれだけ頑張れるか・・・。
そこで、留学先は直行便で行けるセブ島に絞り、その中で目的を実現できる学校を探しました。
そこで見つけたのが「Kredo Kids」だったのです。
Kredo Kids留学の特徴
同じセブの語学学校でも、この「Kredo Kids」だけにしかない特徴
- 1日8時間のベビーシッターさんが付いている
- シッターさんがレッスン中だけではなく、家事育児全般をサポートしてくれる
- 中心部のコンドミニアムに滞在で利便性抜群
いろいろな語学学校を調べましたが、レッスン時間以外にもシッターさんのサポートが受けられるところは他にありませんでした。
休日や時間外も追加料金で対応してもらえます。
しかも、語学学校に専属の、非常にレベルの高いシッターさんだということ。
ご飯も作ってくれるし、掃除・選択も、子供の送迎もしてくれる、これってすごいことなんですよ。
この学校であれば、私の育児の負担が減り、自分の時間を持つこともでき、私の疲労とストレスがだいぶ軽減されるのではないかと思いました。
つまり、私が精神的にも肉体的にもいっぱいいっぱいになってしまう要素をかなり潰すことができる!
ただ、気になることも。
セブという都会に滞在するとなると、「自然の中でのびのびと生活する」という本来の目的からは少し外れてしまいます。

田舎での留学生活もどうにも捨てがたいものがあって散々迷いました。
ここでもう一度原点に立ち返り、自分の気持ちを再確認しました。

子供と一緒に過ごす、それが一番大事
さらに、りぃ子の保育園の先生に相談したときに、りぃ子の性格を考えた上でアドバイスをくださいました。
- 初めての物事に対して慎重で、回りの様子をよく見てから挑戦する
- 外では必要以上に無理してがんばってしまう
- そのため、急な環境の変化で無理しすぎて疲れてしまうかも
- 現地の学校に行くことに不安を感じているなら、日本人の子が集まる学校のほうがいいかも
このアドバイスは本当にありがたかったです。
最初の計画のまま突き進んでいたら、自分が無理しすぎるだけでなく、りぃ子に対しても無理を強いることになってしまったのかもしれません。
そして留学エージェントの方にも
- 小さいうちは海外は楽しい!という意識を付けたほうが結果的に本人も楽しめるのでは?
と言われ、なるほどと納得しました。
今後また留学するにしても、初回が一番不安も大きいし勝手が分からないし、大変であることは間違いない。
2歳のあーすけもまだまだ手がかかる。
次の機会にまわせばいい。
そうであれば、小さな子供連れに一番適していて、ケアが手厚く、渡航・滞在のハードルが低い「Kredo Kids」がベストな選択だと判断しました。
先生とエージェントさんの2人のアドバイスを一番満たすのもこの学校でした。
親子留学に関する自分のルールを決めた
学校は決まりましたが、さらに細かい計画でまた迷いが出てくることもあると思います。
これをベースに決めたことがあります。
- がんばりすぎていっぱいいっぱいになることはやめる
- 子供の思い出作りのためにと無理して疲れちゃうことはしない
- 「せっかくだから」厳禁!欲張らないこと。
つまり、
「がんばらない、つめこまない、まずは自分が楽しむ!」
これをテーマにしました。
親子留学をしたい人に最後に伝えたいこと
気軽な独身時代の旅行とは違い、子連れ留学は事前の調査も準備も覚悟も十分過ぎることはないということを再確認しました。
この決断にたどり着くまで、ノートを書き殴り、マインドマップを描き、自分の気持ちを整理しました。
りぃ子とも話し合い、最終的にみんなが一番ハッピーになれる学校に決められたかな、と思います。
優先事項を確認したことで、目標が明確になって、自分の軸をしっかり定めることができました。
キャンセルに関わる一連のゴタゴタは、濃い留学経験のために避けられないできごとだったのかもしれません。
このおかげで不安もなくなりました。
それと同時に、親子留学を広め迷っている人の背中を押してあげられるよう、このブログで情報を発信していきたいという夢もできました。
留学するまでは自分が試行錯誤したことや、調べて得られた情報をシェアしていきます。
私がわかることであればご質問にもお答えしていきますので、お気軽に連絡くださいね。
そもそもそれって何のため?
子供のためにっていうけど、それが本当に子供にとって絶対必要なもの?
どうしても全部やらなくちゃいけない?