フィリピンに滞在することになったら、滞在先でのネットワーク環境が気になりますよね。
フィリピンのSIMカードを利用すると、いつものスマホでいつでもネットにつなぐことができますよ。しかも格安です。

また、たいていの語学学校や寮ではWiFi環境が整っているので、短期滞在ならSIMを使わなくても乗り切れます。
でも、公共のWifiはセキュリティも気になりますし、外出で慣れないところに行くときは地図で現在地を確認するなどいつでもネットに繋げられたほうが安心ですよね。
この記事では、フィリピンで、一番簡単で、一番安くSIMカードを利用する方法を説明しています。
ここで解説する手順に沿って進めれば、設定も簡単にできますよ。
ちなみに、私の前回の1ヶ月のフィリピン滞在の通信料は1000円以内でした!
こんな方に向けて書いてます
- フィリピン滞在中にSIMカードを利用してネットにつなぎたい
- フィリピンでWifiがつながりにくい場所にある
- フィリピンの電話番号を使いたい
- フィリピンの空港についたらすぐSIMを使えるようにしたい
- 滞在中のネットワーク費用を安く抑えたい
※2022年末から、SIMカードへの個人情報の登録手続きが必須化されました。短期観光客でも登録が必要となるので現地SIMカードの購入時にパスポートなどの提示が必要になっています。ご注意ください。
フィリピンでSIMカードを買うのは面倒?WiFiルーターをレンタルしよう
フィリピンのSIMカードを利用する方法を説明する前に、確実につなげられるほうが安心という方のために、WiFiルーターのレンタルサービスについてもご紹介します。



短期滞在の場合はこちらのほうが楽ちんですしね。
海外WiFiルーターで評判の高いグローバルWiFi
現地で使用する通信回線はGlobeまたはSmartです(回線の切り替え可能)。
このブログ特典で、次のバナーからグローバルWiFiを
※合計金額4,000円以上の場合(オプショ


Wifiルーターは高いという方へ!短期滞在ならahamo・楽天モバイル
海外でルーターを持ち歩くのも大変だし、短期なのでそんなに利用しないという場合は、国内でも利用できる格安SIMがおすすめです。
ahamo
ahamoは海外ローミングを使用して、海外でも月20GBまで無料で使用することができます。もともとahamoを利用している人は、公式サイトで設定を確認してくださいね。
ahamoは基本料金2,970円で20GB利用できるので、1週間以上の滞在なら渡航前に新規加入してもWifiルーターをレンタルするより安くなりますよ。



ただし、ahamoを海外で快適に使えるのは14日目まで。15日目以降は速度制限がかかり低速になってしまうので注意してください。


楽天モバイル
楽天モバイルは、フィリピンはもちろん海外66の国で海外ローミングが毎月2GBまで無料です。現地に着いたら海外ローミングの設定をオンにするだけなのでとても楽です。
2GBを超過した場合は低速通信でつながるのでいきなり使えなくなることはありませんし、引き続き高速通信を利用したい場合は1GB 500円で追加できます。
eSIM対応のスマホ限定!eSIMで
eSIMに対応したスマホ端末であれば、QRコードを読み込むだけでフィリピンでインターネットに接続できるようになります。物理的なSIMカードは必要がりません。
KKdayという旅行予約サイトでも申し込みできます。
こちらのKKdayの公式サイトのトップページに「eSIM フィリピン」と入力して検索してみてください。
フィリピンで安くネット利用するなら現地SIMカード
本題のSIMカードに入ります。フィリピン滞在中に費用を安く抑えてネット通信をしたいい!という人はフィリピンに到着してからSIMカードを調達しましょう。
意外と難しくないですよ。
私がおすすめする一番簡単な方法は、大きく分けて次の3ステップです!
- SIMフリースマホを用意(SIMロック解除をしておく)
- 空港でSIMカードとロードカードを購入し、設定とロードを依頼
- プロモ(料金プラン)を適用
2の空港での設定で、頼めば3までやってもらえますが、プロモの期限が切れた後は自分でプロモを再入力する必要があるので、ステップを3つに分けています。
1.SIMフリースマホまたはSIMロック解除したキャリアスマホを用意
使用しているスマホが元々SIMフリーの場合は、そのまま持参すればOKです。
SIMフリースマホはそのままで他社のSIMを利用できるからです。
doocmo、au、SoftBankなどのキャリア携帯を使用している場合は、SIMロック解除という手続きをすることで、海外でも現地SIMを使うことができるようになります。
購入後6ヶ月経過していれば手続きが可能です。
SIMロック解除の方法は以下を参照してください。
docomo: https://www.nttdocomo.co.jp/support/unlock_simcard/
au: https://www.au.com/support/service/mobile/procedure/simcard/unlock/
SoftBank: https://www.softbank.jp/mobile/support/usim/unlock_procedure/
2.空港でSIMカードとロードカードを購入・設定
飛行機でやっておくこと
今回の方法では、フィリピンの空港に到着したら、現地キャリア(Globe)のスタッフにスマホを渡して、設定までをやってもらいます。
そのため、操作しやすいよう言語設定を英語に変更しておくのがいいです。
日本で使っているSIMカードは自分で抜いておいてもいいですが、抜いておかなくてもGlobeのスタッフがやってくれます。



ただし、帰国時は自分で元のSIMカードに交換する必要があるので、SIMキーを持参するといいですよ。
帰りの飛行機で交換できます(クリップでも代用可!)
空港に到着後の手順の流れ
ここでは、空港での手順について説明します。
- Globeのブースに行く
- SIMカードとロードカードを購入する
- 自分のスマホを渡して設定をお願いする
- 設定・ロードされたスマホと日本のSIMカードを受け取る
Globeのブースに行く
入国審査を受けて荷物を受け取り、外に出たところにたいてい「Globe」と「Smart」というフィリピンの主要キャリアのブースがあります。


左がGlobe、右がSmartのカウンターです。
私のおすすめはフィリピン内でのシェアナンバーワンの「Globe」です。


ここでは「Globe」の手順について説明します。



SIMカードとロードカードを購入する
SIMカードとロードカードを購入します。



ロードカードはいわゆるプリペイドカードで、スマホに購入したロードカードにある残高の一部をロード(チャージ)をすることで通信ができるようになります。
わかりやすく図にしたものがこちらになります。


カウンターのお兄さんに「SIM card and xxxx peso’s load card please (SIMカードとxxxペソ分のロードカードをください)」と伝えます。
(ロードカードは50ペソ〜500ペソなどいろいろな価格帯がありますが、あとで説明するプロモと滞在期間によって値段を決定してください。)
セブ・マニラなど入国者が多い空港では、飛行機のフライト番号を伝えることで、SIMカード代が無料になることがあります。
自分のスマホを渡して設定をお願いする
OSの言語を英語にして、ケースから外したスマホを渡して、
「Will you set up?(設定をお願いします)」
と伝えるとあとはすべて設定してもらえます。
(このタイミングで、次に説明するプロモの入力もお願いすればやってもらえます。)
SIMカードのサイズはスマホの機種によって違いますが、対応するサイズのSIMを入れてくれるのでこの辺は気にしなくて大丈夫です。
日本から入れてきたSIMは、セロテープで台紙などに貼り付けて返してくれます。
帰国までなくさないように気をつけてください。
プロモ(料金プラン)を適用する
ここまでの操作でネットワークは使用することができるようになっています。
しかし、このままだとあっという間にチャージ(ロード)した分が消費されてなくなってしまいます。
プロモ(いわゆる料金プラン)を適用することで、定額料金で一定の容量を使うことができます。
SIMの設定が終わったら、すぐにプロモを設定するか、お店の人に頼んで設定してもらってください!
ロードした分がどんどん消費されてしまうので。
あとでゆっくりやりたいという場合は、とりあえずキャリア通信をオフにしておいてください。
プロモの種類
プロモとは、Globeが提供しているお得なキャンペーンコードのようなものです。
時々変わるので、詳細は次のページを確認してください。
https://www.globe.com.ph/prepaid.html


私は「GOSAKTO90」というプロモコードをよく使っています。1ヶ月滞在する場合は、30日間有効の「GOSurf999」というプロモもあります。
たとえば「GOSAKTO90」ですと、 90ペソで7日間2GBまでの容量を利用でき、SMSが無料で使えます。上の説明に、
DATA:2GB
VALIDITY:7days
Text:UNILI to all networks
と書かれていますが、データ量は2GB、有効期限は7日間、テキスト送信はすべてのネットワークに対して無料という意味です。
「GOSAKTO90」を利用すると、ロードカードから90ペソ分が引かれてスマホにチャージされます。
プロモの種類については以下で詳しく紹介されていますので、滞在期間と利用目的によって最適なプロモを探してください。
フィリピン航空利用者向けトラベラーSIM
これ以外に、フィリピン航空利用者向けにトラベラーSIMという特別なプロモコードが利用できます。
こちらのチラシはフィリピン航空の機内で配られたものです。


これを持って空港のGlobeのカウンターに行くと、無料のSIMカードと無料のデータ容量などの「Mabuhay」という特典プロモを利用できます。
このプロモを使い切ってもSIMカードはそのまま利用できます。
フィリピン航空の国際線を利用する場合は、最初はこの特典を利用し、プロモを使い切ったら追加のロードカードを購入して別のプロモを適用するのがいいですね。
具体的なプロモの入力方法
プロモを入力するには、「8080」という番号にSMSでプロモを送る、これだけです。


このように、8080に適用したいプロモコード送ると上記のような返信が返ってきます。
これで完了です。
プロモが満了したら
適用したプロモの有効期間(1週間など)を過ぎたら、次のようなメッセージが届きます。


これで、プロモコードが切れたことがわかるので、新たにプロモを適用します。



やっぱり面倒くさーいという人は、手っ取り早くレンタルWiFiルーターをお使いください笑

